一度は登ってみたい三輪山登拝 | 服装や靴はどうすればよいの?
三輪山の登拝について書いた記事の中で、山道というのはこのような感じですよといった、他の山のハイキングコースを紹介しました。
三輪山の山中は撮影禁止なので、他の山のハイキングコースの写真を使って、三輪山の中をイメージしてもらえたかとおもます。
その写真を見ていただければ、ヒールのある靴や、パンプス、サンダルでは登り辛いという気がされたのではないでしょうか。
三輪山登拝について、ご注意いただきたいことは下記の記事にまとめました。
登拝されるは一読していただければと思います。
この記事ではどういった準備をすれば、より安全に楽に登拝できるかを私なりに紹介させていただきます。
実際の登拝はご自分の責任で、十分に気をつけてお登りください。
目次
三輪山は10回以上登りました
三輪山には10回以上登っている私が、登拝するためにはどのような服装が良いのかを私なりにまとめました。
私は本格的な登山の経験はありません。
1,000m程度の低山をハイキングすることが趣味で、夏山を20㎞歩くなど、歩くことが好きでした。
ゴミを拾いながらハイキングする、ボランティアにも参加したことがあります。
そんな低山ばかり登っていた私が考える、三輪山登拝のための準備を紹介します。
三輪山 | 靴は何を履く?| 登拝
1番大事なのは足元です。
サンダルやパンプスはやめておきましょう。
どちらも滑りやすく、怪我をしやすいです。
冬のブーツもやめておきましょう、ヒールがあるものは山道を歩くのに適していません。
ヒールが岩や木の根元に引っかかり、足をひねってしまう、ヒールが取れてしまうなんてこともあるかもしれません。
足元の準備として、ベストはトレッキングシューズです。
滑りにくく、足首までホールドされているものなら捻挫(ねんざ)予防にもなります。
しかし、そんな大袈裟なと思われる方がほとんどでしょう。
現実的には履き慣れたスニーカーを履いて、足元に気を付けて登るといったところだと思います。
私はこれまで、色々な靴で登りました。
登山靴で登ったこともあります。
片方だけでも重さが800gもあるような本格的なものです。
これだと足が重くて大変ですが、趣味で買った靴ですから、皆さんには必要ないものです。
登山靴よりも、ずっと軽いハイキング用のトレッキングシューズでも登りました。
軽くて防水、足首までカバーできることから、スニーカーより多少は捻挫予防に効果があります。
スニーカーでも登りました。
所々、滑るところで滑りますが、転ばないようにだけ気をつけていたので転倒はしませんでした。スニーカーは足元が軽くて楽です。
私が、これが1番楽だなとおもったは、スニーカーの形をしたトレッキングシューズっぽいものです。トレイルランニングといって、山の中を走るスポーツがあります。
そのトレイルランニングに使うシューズがとても良いので、今は普段のハイキングも三輪山もこれだけを使っています。
一般的には、トレイルランニングを「トレラン」、トレイルランニング用のシューズを「トレランシューズ」と呼んでいます。
非常に軽く、靴底が一般的なスニーカーより広いため、足首から下を捻りにくくなっており、捻挫についてもスニーカーほど心配はいりません。
靴底はスニーカー用ではなく、アウトドア用のため、土・石でも滑りにくいです。
裸足で登拝
本格的に登拝されている、白装束の方々は裸足です。
慣れていれば裸足でも怪我をしないのでしょうか。
おそらく足の裏に怪我をされていると思いますが、習慣的に裸足で登拝していると、足の裏の皮が分厚くなっているのかもしれませんね。
パンプスやブーツで山に入ってしまい、靴が壊れるなどしたら、裸足になるのも良いかもしれません。
三輪山 | パンツは何を履く?| 登拝
次にパンツ(ズボン)です。
1番のお勧めはストレッチの効いたトレッキング用のパンツです。
これを勧める理由は、膝を上げやすいからと、汚れたり破れたりしても気にならないからです。
ジーパンだと膝がぐっと上の方まで上げにくいので、階段状になっている急な坂を登りにくいです。
街中の階段は足を上げて登りやすい高さで作られていますが、山道は違います。
例えて言うなら、街中やビルの階段の1.5倍、あるいは2倍といった高さで登る可能性があると想像してください。
そんな時、ストレッチの効いたトレッキングパンツと呼ばれるものなら、膝を腰くらいの高さまで持ち上げてもスムーズに足は上がります。
三輪山の登拝道は非常によく整備されているので、一般的な山道と比較すると、とても登りやすいです。
それでもあっても、ジーパン等、ストレッチが効かないものはおすすめできません。
ジーパンのようなストレッチの効かないパンツだと、ある程度以上には足が上がらず、思ったところに足を運べません。
これは経験しないと分からないのですが、非常に疲れますし、登りにくくてストレスです。
三輪山 | 上着は何を着る?| 登拝
次は上着です。これは季節によって大きく左右されます。
夏はとにかく暑いので、登ること自体をお勧めしません。
登るなら汗でびちゃびちゃになることを覚悟して登ることです。
私は夏も登りましたが、上着はもちろん、パンツまでビチャビチャです。
頭も滝のように汗をかきますから、女性は化粧も何もあったもんではありません。
春や秋はそこまでではないので、登拝には春、秋がお勧めです。
そのような季節なら、スポーツ用の長袖のものが良いと思います。
スポーツ用なら速乾性があり、山を降りた後に駅の近くで三輪名物のそうめんなどを食べているうちに汗もすっかり乾くと思います。
乾いてしまえば不快感もなく、電車の中でも嫌な思いもしないでしょう。
スポーツ用の長袖1枚では春や秋も肌寒いでしょうから、上から羽織るパーカーなどがあればちょうど良いです。
登り始めはパーカーを羽織って登り、途中でそれを脱いでパックパックにしまえば良いのです。
私はカッパを普段から着ています。防水はもちろん、春や秋の冷えならある程度しのげます。軽いので暑くなってきたらクルクル小さくまとめてリュックの中にしまえるところがお気に入りです。下半身もカッパのズボンをはけば、風も通さず防寒にぴったり。汚れても、水をかけたらすぐにきれいになるところが気に入っています。
カッパは年中使えるので、本当におすすめですよ。
後は頭部です。特に必要を感じませんが、日差しがあるときは、なにかしらの帽子を被ると良いです。
夏には登らないようにと書きましたが、もし夏登拝などされるのでしたら帽子は必須です。
服装は以上です。
三輪山 | 持ち物は?| 登拝
次に持ち物を考えてみましょう。
持ち物といっても、そもそも飲食や写真撮影が禁止されているので持って行くものは限られています。
優先度の高いものは、飲み物です。
飲み物なしでは辛い登拝になることを間違いなし。
汗のかきかたや、もともとの水分摂取量にもよりますが、脱水に近くなると登ることはもちろん、降りることもできなくなります。
重くてかさばるでしょうが、余裕をもって準備しましょう。
挟井神社には薬井戸があり、そこから湧き出るご神水(ごこうすい)を水筒に入れて持ってゆく人が多いです。
帰りにもご神水を汲んで帰ります。
汗を拭き取るタオルも必要です。
汗をかかない人はともかく、それなりに汗をかく人はタオルを持って行きましょう。
写真撮影は禁止ですが、緊急用にスマートフォンは持って行きましょう。
整備された山道には目印(緊急時所在確認標柱)があり、だいたい自分がどの辺りにいるのかわかるようになっています。
三輪山にも数年前から目印が立てられいるので、注意して見ておけば、万が一の時にスマートフォンでだいたいの場所を伝えることができます。
大抵どの季節も人が多いので、通りすがりの人に助けてもらうことになるでしょうが、目印のことを覚えておいて損はありません。
服装の準備が整えば、後は登拝するのみです。
大神神社 | 三輪山 | アクセス
住所:〒633-8538 奈良県桜井市三輪
電話:0744-42-6633
FAX:0744-42-0381
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